2014-03-18

熱烈★原稿募集

 利用者さんの生の声でつくっていきたい当センターの不定期発行物「ひきセン通信」ですが、そういえばこのところとんと発行できていませんでした。タイトルのとおり、ひきセン通信の原稿募集のお願いです。

 なぜ(元)当事者さんの声を発信したいかというと、「ひきこもり」は現時点ではなかなか好印象を持ちづらい言葉だと思うからです。よくよく利用者さんのお話を聞かせてもらうと、どうしても休憩が必要な時期というのがあるのも事実です。やむにやまれず、精神的な理由から自室療養を送らざるを得ない期間はあって当然です。
 そんなふうに参ってしまっているときに、自分の言葉で自分の気持ちを伝えることができるでしょうか。そんな余裕があるでしょうか。そんなこと(伝えられない状態だということ)さえ、理解してもらえていないのです。「ひきこもり」がどちらかというと良くないイメージでとらえられてしまっているのは、この大きなすれ違いが原因のひとつだと思います。「ひきこもりが何を考えているのか分からない。だから(とりあえず)こういうふうに接している。その結果、このような状態になって困っている」というご相談をよくいただきます。ほんのちょっと相手の気持ちに寄り添うだけで、段階的な変化が期待できる場合もあるように感じます。
 だからこそ(元)当事者のあなたの生の声を広めたいのです。こんなことを考えていた、これが辛かった、自分は今こういう状態だ…、そうした気持ちをもしよければ、ひきセン通信をとおして発信させてください。あなたの言葉で救われるご家族や本人がたくさんいます。
 ひきこもり状態にある人たちが、「私はどうせひきこもりだから」と自分で自分を縛り付けてしまわないように、ご家族が必要以上のパニックにならないように、私たちは「ひきこもり」のイメージを変えたいと願っています。
 ひきこもりは「悪」でしょうか? 違いますよね。あなたの言葉を貸してください。

募集要項
バックナンバー ※これ以前のバックナンバーはお問い合わせください。
※いずれもPDF形式です。